BinanceのKYCが拒否された場合、別の書類で再提出できる?

Binance公式サイトでマイナンバーカードなどの書類を使ってKYC(本人確認)を行い、拒否された場合、パスポートなどに切り替えて再提出することはできるのでしょうか?結論から言えば可能ですが、3つの注意点があります。1つ目は、1人あたりのKYC再提出は24時間以内に通常3回までであること。2つ目は、新しい書類上の氏名や生年月日が以前登録したアカウント情報と一致している必要があること。3つ目は、他人の書類を身代わりに使用することはできないことです。再提出の手順はBinance公式アプリから行います。まだアプリを持っていない方はiOSインストールガイドを確認してください。

KYCが拒否されると、すぐに別の書類を用意して提出しようとしがちですが、何度も失敗することがあります。実は、書類そのものが原因ではなく、写真の撮り方が不適切だったり、アカウント情報と一致していなかったりすることが主な理由です。以下に、正しい再提出の進め方をまとめます。

拒否された原因をまず確認する

再提出する前に、Binanceから届いた拒否通知メールやアプリ内の通知を詳しく確認してください。失敗の理由が記載されています。主な原因は以下の通りです:

  1. 写真がぼやけている / 光が反射している / 端が切れている
  2. 書類の情報と入力したアカウント情報が一致していない
  3. 書類の有効期限が切れている、または不足している
  4. 顔認証(ライブチェック)の照合精度が低い
  5. 書類の加工や偽造の疑いがある
  6. 居住地域でその書類タイプがサポートされていない

原因に応じて対策を立てる必要があり、むやみに書類を変えれば良いというわけではありません。

写真の写りが問題の場合

書類を変える必要はありません。元の書類を使い、より鮮明に撮影して再提出してください。書類を変えると、かえって新しいセキュリティチェックがトリガーされる可能性があります。

情報が一致していない場合

例えば、書類の氏名が「山田太郎」なのに、アカウント登録時に「山田次郎」と入力してしまったような場合です。この場合は、まずアカウント設定の「プロフィール」から氏名を修正した上で、KYCを再試行する必要があります。

書類が期限切れの場合

必ず新しい書類に交換する必要があります。更新済みのカードやパスポートを用意して再提出してください。

顔認証の問題の場合

書類は変えず、顔認証(まばたきや頭を動かす操作)をやり直すだけで解決します。

書類を変更して再提出する標準手順

書類を変更する場合(例:マイナンバーカードからパスポートへ):

  1. アプリにログインし、「認証センター」へ進む
  2. 「再認証」または「Start Verification Again」ボタンをタップ
  3. 書類タイプのプルダウンメニューから新しいタイプを選択
  4. 指示に従って新しい書類を撮影
  5. 再度、顔認証を行う
  6. 提出して審査を待つ

再提出の待機時間

一度失敗した後、すぐに再提出しようとすると「しばらくしてから再度お試しください」と表示されることがあります。通常、10分〜60分程度の待機時間(クールダウン)が必要です。

24時間以内の回数制限

Binanceでは、24時間以内の再試行回数に制限を設けており、通常は3回までです。3回連続で失敗するとアカウントがロックされ、24時間待つかカスタマーサポートに連絡する必要があります。

書類変更に関する制限事項

氏名が一致していること

どの書類を使用する場合でも、そこに記載されている氏名はアカウント登録情報および以前提出した他の書類と完全に一致している必要があります。

生年月日が一致していること

これは基本的に間違えることはないはずですが、書類自体に誤りがないか確認してください。

書類番号は異なってもOK

書類の種類が変われば番号も変わりますが(マイナンバー、パスポート番号など)、これは問題ありません。

国籍情報

もし異なる国の政府が発行した書類に変更する場合(例:日本政府発行の書類から他国のパスポートへ)、アカウントの国籍情報も同期させる必要があります。そうしないと不一致で拒否されます。

他人の書類を使うとどうなる?

Binanceの顔認証システムは、書類の写真とライブビデオの顔をAIで高度に照合します。スコアがしきい値を下回れば即座に拒否されます。さらに深刻なのは、異なる人物の書類で何度も試行すると、システムに「なりすましのリスク」としてマークされ、アカウントが凍結される恐れがあることです。凍結解除の手続きは非常に複雑になります。

また、法的な観点からも、他人の身分証を使用して金融アカウントの認証を行うことは、多くの国で身分盗用やマネーロンダリングの疑いを持たれるリスクの高い行為です。

書類変更後の審査時間は長くなる?

長くなる傾向があります。一般的な目安は以下の通りです:

提出状況 審査時間の目安
初回KYC(履歴なし) 30分〜2時間
1回目拒否、同じ書類で再提出 1時間〜4時間
1回目拒否、別の書類で再提出 4時間〜24時間
何度も拒否された後の再提出 24時間〜72時間(目視による手動審査になる可能性)

失敗を繰り返すとリスク管理システムによって異常とみなされ、手動審査に回されるため時間がかかります。

アカウントがロックされた場合の解除方法

3回以上失敗してロックされた場合:

  1. ログイン後に「本人確認は現在利用できません」というメッセージが表示されます。
  2. 24時間待てば自動的に解除されます。
  3. または、サポートチケットを送信し、書類の写真と自撮りビデオを添付して手動審査を依頼します。
  4. 手動審査を通過すれば、失敗回数がリセットされます。

サポートへの連絡はアプリ内の「ヘルプセンター」から「KYC / 本人確認」カテゴリーを選択して行ってください。

よくある質問

マイナンバーカードで3回失敗しました。すぐにパスポートで提出できますか?

アカウントがクールダウン期間に入っていなければ(拒否理由が技術的なミスなどであれば)、すぐに変更して提出可能です。ロックがかかっている場合は24時間待つ必要があります。

顔認証の失敗もカウントに含まれますか?

はい、含まれます。書類の撮影と顔認証はKYCのサブステップであり、どちらで失敗しても1回の試行としてカウントされます。

書類を変更しても、これまでの入金や取引記録は残りますか?

はい、残ります。KYCの再提出は身分の再確認に過ぎず、アカウント内の資産や取引履歴には影響しません。

書類番号が変わった場合、アカウント情報は自動で更新されますか?

新しい書類で承認されると、アカウントに表示される書類番号は新しいものに更新されます。旧番号は内部ログに残りますが、フロントエンドには表示されなくなります。

姓名に変更があった場合はどうすればいいですか?

氏名変更を証明する公的な書類(戸籍謄本の写しなど)が必要になります。サポートに状況を説明し、書類をアップロードしてアカウント情報を修正してもらった後、新しい書類でKYCを行ってください。

まとめ

BinanceのKYCで拒否された場合、別の書類で再提出することは可能ですが、まずは拒否された理由を正確に把握することが先決です。写真の不備なら撮り直す、情報の不一致ならアカウント情報を修正するなど、適切な対応をとってください。24時間以内に3回以上失敗しないよう慎重に行い、決して他人の書類は使用しないでください。